新春大歌舞伎

投稿日:1月 3, 2017

お出かけ エンタメ

新年あけましておめでとうございます

新年めでたいのでお正月らしい遊びを、という事で。
大阪松竹座で新春大歌舞伎、夜の部初日に行って参りました。

昔からお芝居など舞台は親しんでいたものの、歌舞伎を観る機会はなかったのですが、結婚してから夫と義母の歌舞伎好きがきっかけで、年に1、2回は鑑賞しております。
今回は中村橋之助が「中村芝翫」に襲名披露も兼ねての舞台。
橋之助も最近はスキャンダルで認知度があがったおかげか満員御礼(関係ないか^^;)

お正月だからか着物や振袖で来ている人も多く、ロビーが華やかでした。
という私も義母に着付けてもらい、着物で鑑賞。
中村芝翫の奥様、三田寛子さんもロビーにおられ、ニコニコご挨拶されてました。

テレビで拝見する以上にお美しく、遠目からガン見(*´꒳`*)
ちなみにお値段、一等席で18,000円。
今回は口上つきで公演時間が長いので普段より高め。
パンフレット1,800円、イヤホンガイド700円追加。
幕間弁当も買ったりしてお金飛ぶ。。

もっと幅広い年齢層が歌舞伎に慣れ親しめる様、歌舞伎会も盛り上げている様ですが、もう少し値段がリーズナブルになればいいのに。

一幕目の「鶴亀」は、坂田藤十郎とその従者、中村芝翫の息子達三兄弟が正月の踊りを披露するといった彼らの晴れ舞台です。

続けての口上では、芝翫に続き3人の息子たちも一緒に襲名披露。
こんなにまとめて襲名って珍しく貴重かも。

歌舞伎界の重鎮、中村芝翫はさすがの貫禄と父の威厳。
三人の息子とも堂々としていて、期待を裏切らない口上ぶりでした。
三男はまだ声変わりも間もないせいか、挨拶の途中で声が裏返ったりして、なぜだか三田寛子さんの立場で、夫や息子達をハラハラと見守る様な気分(笑)

2幕目の「勧進帳」は歌舞伎の中でも有名な演目です。
以前成田屋の勧進帳を鑑賞した事がありますが、同じ演目でも演出が異なり、また違った面白さがありました。
個人的には、やりすぎな位睨みをきかせる海老蔵の弁慶の方が好きなんですが。

中村芝翫は安定感抜群の演技力で、荒々しい中にも品がある弁慶でした。
口上を終えた息子達が家臣に扮して、弁慶役の父に付き添う姿も微笑ましく、今回ならではの見どころだと思います。

三幕目の「雁のたより」は上方狂言。
3つめの演目は、吉本新喜劇の様な安定のふざけた芝居で、特にコメントなし(笑)

全体を通して、いわゆる歌舞伎らしい歌舞伎を観たなぁという感想。
今回の演目は、ヒロインとなる女形も殆ど出ず、花吹雪が舞ったりなどの特に豪華な演出もなく、伝統的で厳かな舞台でした。
歌舞伎が毎回こういう感じだと私には少し物足りないですが、今回は貴重な襲名披露と、会場の雰囲気も含めお正月気分を味わえたので大満足。

大向こうからの掛け声もいつもより多かった気がします。
「成駒屋ッ!」てやつ。

歌舞伎は難しいとか高尚だとか思われがちですが、元々は一般庶民の娯楽なので誰もが気軽に楽しめると思います。
見た事ない方は一度おすすめ。
チケット代高いけど💧

私も古典や歴史に全く詳しくないけど、役者目当てのライトなノリで楽しんでいます。

江戸時代にタイムスリップした様な気分になれる歌舞伎の世界、また味わいたいなぁと思いながら会場を後にするのでした。

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