「モアナと伝説の海」観てきました。
CMで流れる主題歌「空と海が〜」のサビメロディーが耳から離れず、観る前からすでに曲で心をつかまれていたのですが。
大自然広がる風景、特に海、水の表現は実写を超える勢いで美しく、序盤から映像に感動して涙腺が緩みっぱなし
何よりヒロインのモアナが魅力的。
南国系の顔だちに浅黒い肌、しかもちょっと筋肉質という。いわゆる西洋のプリンセスとは程遠いキャラクターで女の子受けするかしらと勝手に心配してたけど。
仕草、表情、髪の毛の動き、動きが入るととっても可愛い。明るく前向きな性格も合わさって、誰が見ても好きになれるキャラに仕上がってました。
準主役のマウイも、モアナ以上の気合とスタッフ愛を感じるキャラ設定。
全然ハンサム顔じゃないのに見てるうちに男前に見えてくるのが不思議。
吹き替えで観たけど、尾上松也さんの声がワイルドな中にも甘さがあっていい感じでした。
上映時間は約2時間の「海に選ばれた少女が島を救う」というシンプルなお話。
各シーンは見応えあったけど、話の伏線の繋がりは薄く、ストーリー構成は荒削りな印象。
超人的なモアナの動きやバトルシーンなど、途中からアメコミ映画を観ている様な感覚に。
「海に選ばれた少女」というファンタジックな響きの設定も、「あれ、海そんな感じなの⁈」と驚きを隠せない描写となっておりました(笑)
うーん。ハートウォーミングなほのぼのストーリーかと予想を裏切られた時の「ベイマックス」以来の衝撃。
寒々しい冬の世界の「アナと雪の女王」より、開放感溢れる海が舞台のモアナの方が好みだったけど。
前作の「ズートピア」がキャラもストーリーもトータルで素晴らしかったので、自分の中であれを超える作品は当分ないかなぁ。
とはいえ観てるだけで癒され、パワーをもらえる映画でした。話うんぬんよりアトラクションを楽しむ感覚で観るのがオススメ。
個人的には本編前のショートムービーに心揺さぶられました。
あれを観て感動する人は、自分の生き方を見つめ直した方がいいかも(笑)
ディズニー映画は「楽しい、ワクワクする。」要素が確実に盛り込まれているのがステキ。
CG技術に伴って観客の期待値ハードルも上がるし、制作側のプレッシャーと努力は計り知れないけど。
次回作も楽しみ!
描いてみたくなったのでモアナらくがきw